アラフィフまめこの日常 blog

まめこのつぶやき部屋

猫ちゃんたちの誕生日に思うこと

うちには2匹の猫(ちゃん)がいる。

茶トラとキジトラの兄弟である。

11年前の2012年10月20日に譲ってもらった子たち。

知り合いから「親戚が野良猫の赤ちゃんを保護したから飼ってくれる人を探している」という話を聞いて、すぐに立候補した。

4匹生まれて、女の子2匹は引き取り手が見つかって、今、男の子が2匹いるんだけど…と報告を受けて男の子2匹の写っている写真を送ってもらい、そのうちの茶トラを引き取ることに決めた。

毛色が茶色だし、季節は秋、ということで名前はマロン。引き取る前から決めていた。

 

とある駐車場にお互いの車を止めての受け渡しだった。

知り合いの親戚の人は受け渡しの日、写真に写っていたもう1匹の猫も連れて現れた。

 

キジトラの男の子はまだ引き取り手がないらしく、「よかったら一緒に飼ってくれないかな?」と言ってきた。取り残されるその子を見ていると可哀そうで予定外だったが急きょ飼うことに決めた。

1匹を引き取るために用意した小さなサイズのキャリーケースだったが、2匹を入れてもまだ余裕ができるほど2匹とも小さくて弱々しい子たちだった。車での移動が怖くて小さく高い声でミャウミャウ鳴いていた。

 

元の飼い主さんと別れて車で家に向かっている時、「マロン」と茶トラの方は名前が決まっていたが、キジトラの名前はまだない。「う~ん、どうしよう。」

しばらく考えた末、「マロンと一緒に連れてきてもらって、運よく新しい飼い主さん(私)の所で兄弟一緒に過ごせることに決まってラッキーだったね。あっ!これだ!ラッキーだ!ラッキーに決まり!」ということで名前も決まり、これが猫ちゃんたちとの出会いで生活のスタートだった。

それから早々に健康診断を受けさせた時、誕生日を聞かれたのだが、分からない、というと獣医師さんから「この大きさだったら生後2か月くらいだね」と言われた。よって引き取った日から逆算して2か月少し前の8月10日を2匹の誕生日と決めたのだった。

 

それから丸10年が経ち、今日が11歳の誕生日。

その間いろんなことがあった。

楽しいことはいうまでもないが、生後半年で去勢手術をしたこと、引き取って間もないころマンションのリビングのサッシを開けて出て行ったようで、行方不明になったこと(必死に探しても見つからず血の気の引く思いをしていたところ、数時間後、ベランダの外にひょっこり、キョトンとした顔をして2匹姿を現して一件落着したこと)、マロンがビニールのおもちゃを飲み込んで苦しがって病院に走ったこと、肛門膿でお尻の横が大きく裂けたため痛かったのだろう、一晩ず~っと動かず体を固くしていたので、私も寝ずに寄り添っていたこと、ラッキーが何度もトイレに行くのに、おしっこが出なくて心配で動物病院に走ったこと、肥満細胞腫が脇腹にできて毛を刈って切除手術をしたこと・・・

そんなこんなでヒヤヒヤと心配させられることや日頃の猫(ちゃん)への接し方で反省、後悔することも多々あったなぁ。

 

今日は今まで撮った沢山の写真や動画を見ながら11歳までの軌跡を振り返っていた。



猫(ちゃん)の11歳は人間でいう所の60歳らしい。

私より年上ではないか(・□・;)

確かに体重は2匹とも9キロ超あって立派な体格をしているが、足の筋肉は落ちてきたし、子猫の時のようにおもちゃでじゃれて遊ぶことはなくなった。

そんなことを思い、ふと悲しくなることもある。

 

以前、愛猫を亡くした人から言われたことがある。

「猫ちゃんにはいつも好きだよ!っていっぱいいっぱい言ってあげた方が良いよ。気持ちは通じるから」と。

それから2匹には毎朝「うちに来てくれてありがとう。今日も元気にかわいく居てね♡」と話しかけている。

 

今日は誕生日なのでいつも以上にブラッシングや大好きなお尻トントンをしながら、いつものようにお話しした。

 

猫ちゃんたちと毎日楽しく暮らせていることに感謝して、これからもずっとず~っと一緒にいられますようにと願うまめこである。

 

猫の愛より偉大なギフトがあろうか。(チャールズ・ディケンズ

猫に迎え入れられることより心が暖まることは、人生にはそうない。(テイ・ホホフ)